緑の風
暖かくなってきました。初夏にはまだ遠いですが。
ひとりでいるときには絵を描くことが多いです。最近はたいてい色塗りです。
去年だったか、一昨年だったか定かではありませんが、この絵を描いたのでした。
はじめは、色だけ塗ったのでしたが、
色に合わせて文字を入れたくなって鉛筆で若山牧水の詩を。
絵には「あお」と書いたんですが、原文を確認したら「あを」でした。歴史的仮名遣いというやつです。今の仮名遣いと違うのでつい間違っちゃいますよね。
風わたる
見よ初夏のあを
空を青葉がうへを
やよ恋人よ
牧水
解説
やよーーああ!みたいな感嘆のことばです。
うへーー上
あをーー青、蒼、碧
この絵は20号くらいの大きさで、キャンバスにソフトパステルで描いたんでした。
パステルっていう画材は顔料をスティック状に固めたもので、ひじょうに粉粉しています。つまり描いた絵の保存に気を使います。
それさえ気にしなければ、発色がめちゃくちゃ素晴らしいのでおススメですよ。