色ぬり絵を描く時の感覚
やまとうたは、人の心を種として、よろづの言の葉とぞなりける。(古今和歌集 序)
自分の作品は、我が心を種として、無限に色の絵となってゆくかも。
色の絵を描くとき、瞬間的に心に感じる色を、日記を記すがごとくに描いてくことが多い。
あるいは誰かしらの写真や絵を始めのきっかけにして、一色を塗り、そこから感じる色を記録します。
そう、私の場合描く、というよりも記録する、と言った方が正確かもしれません。
そうして出来た色ぬり絵は、例えば野に咲く花や草のようでありたい、と思う
。ささやかなものでありたい、それでいてよく見ると深い、そんな作品にしたいと思います。