ある日の美術

仙台にいて絵を描いたり書をやりながら、もろもろ美的なことを研究してます。

単色面に凹凸

凹凸のある面に単色に近い色が塗られる。そうして出来るものは色彩的に、凹凸のための影と単色の色という縦の変化だけなので単純に見える。
けれど、凹凸が単色の不足分をカバーする。不足だと感じる色彩を補ってくれる。
画面に凹凸がある場合、色は単色が美しい、と思う。単色を美しく見せるなら画面に凹凸を作ると良いと思う。自然に即してそうなんだ。自然をよくよく観察すれば誰もがきっと、そう思うはずさ。
ゴッホが厚塗りするのは同じような理由からなのではないのかな、と思う。