ゴッホのペン画
ゴッホのペン画の線というのは繊細というより、豪快に感じる。意思がハッキリしていて気持ちが良い。
それで、彼のペンの風景画を模写してみたんでした。
絵というのは、見たものを単純化やデフォルメして表現するときにこそ個性がにじみ出るように思う。
見たものを想像して描くのと、
単純化して描くのとは違う。表現として似ているようだけど、全く違うものだ。
見て描いた絵には常に自然という普遍性が具わるが、想像して描いた絵というのは、普通は井の中の蛙のように世界が小さい表現に堕しやすいように思う。
一見してインパクトがある絵でも、しばらく見ていると、もうすぐに飽きてしまう、そんな絵になってしまう。
けれど、だから、そういうのは良くない、と思っているわけではありません。 そういった絵にはストーリー性や何かしらを加えることで魅力的な絵にすることもできる。