ある日の美術

仙台にいて絵を描いたり書をやりながら、もろもろ美的なことを研究してます。

ホイッスラーの灰色と黒の絵

おはようございます。

寝違えて大事な利き腕の左肩が痛いシュンです。

さて、ホイッスラーという画家がいます。

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彼の絵はとても落ち着いていて、僕は好きです。

日本画っぽいところが見受けられるので、日本人には好きな人が多いと思うんです。

その彼の絵に「灰色と黒のアレンジメント」というおばさんが横向きで描かれた絵があるんです。

構図を学ばせていただこうと思いまして模写したんでした。

 

この絵は色彩をテーマとした絵だということなんですが、

 

全てがしっかり描かれているので色彩は遠くで流れる音楽のように働いている感じがします。

 

白と黒の対比が強い絵なんですが、人間が感じる刺激のうちで最も強いのが白と黒の対比です。

だから、絵の基本は白黒の対比ということになりますね。

白黒の対比でよく分からないような絵はどんなにカラフルな絵でもパッとしないものになってしまいます。

そういうことでも勉強になるなぁ、と描きながら色々思うところがありました。

 

簡単な模写だけれど、それでもホイッスラーって凄いやなって感じるには十分です。

僕も早くこんな傑作を描けるようになりたい。