ある日の美術

仙台にいて絵を描いたり書をやりながら、もろもろ美的なことを研究してます。

2018-02-08から1日間の記事一覧

市松ぬり絵

おはようございます。 40過ぎてから時間の過ぎゆく速さに愕然とするシュンです。 市松模様ってあります。 白と黒の、四角のツートンのね。 それをベースにぬり絵を展開してみようか、と考えたことがありましたよ。 どもまで遠くから見ても見えるしね、と思い…

自然則

「私がはじめた職業は楽しいものではない。ただ手先の器用な、名人ぶる新米がうまくごまかして描けそうな作品を私にも描けという。しかし、私がいつも躊躇して臆病なのは、自分が出来ないからではなく、自分の野心が正しいためであると思いたい。まず、則に…

比率

比率絵を描くうえで大切なことのひとつに比率がある。 十三世紀ころのイタリアの数学者レオナルド・フィボナッチは、木の枝に葉が生えていく過程や、カタツムリの殻の渦の広がり方など、多くの生物の生長パターンが1.618の比率で成長することを発見したとい…

三つのパンチ

出来たらね、良い絵だけを描けるようになりたいもんです。 それで、気持ちにグッとくる魅力的な絵(デザイン、書のほか全ての平面絵画)にするには?どうしたら良いのだろう。 私は日ごろの自然の観察から最低3つのパンチ力が必要であると考える。 最低この…

美の宮殿にて

ゲーテは「青年は自然と芸術に心を惹かれるとき、いちずな努力によってただちに聖域の内部にまで迫ることができるように思う。 しかし成人は、長らくさまよった末に、自分が依然として前庭にいることに気づく」と。 そうだ、勘違いさ。 僕はもう美の宮殿に入…