2018-01-30 絵描きの役目 美の談 グロメールは「抽象とは画家の担う役割のことであり、画家は自然に対峙して抽象化という作業を行うのだ」と。 絵を描くという行為は、抽象する行為です。 抽象する感覚が無ければ絵は描けないと思う。 具象画であっても、何かしらを抽象して描くことになる。 スーパーリアリズムのような絵であっても、作品にとって不要と思えるものは省いて描かないものだ。それは抽象である。 一枚の絵にすべてを描くことは出来ない以上、目的に沿って抽象するのが絵描きの仕事なんです。