ある日の美術

仙台にいて絵を描いたり書をやりながら、もろもろ美的なことを研究してます。

2018-02-10から1日間の記事一覧

黄と青

赤い点

こんなにかかるんだ

最近分かったことがある。 それは、自分で書く文字は少なくとも覚えていなければならぬ、ということだ。 覚えていない文字は、何かを頼りにすれば書けなくもないが、何かを頼りにしている分だけ頼りない文字になる。いわば乳飲み子の文字になってしまうよう…

抽象化の必要

Juan Gris、読めなかった。フアン・グリス。彼の絵の中の葡萄。全体からすると、ほんの一部分だが模写してみた。彼の抽象化の個性を感じたいと思ったのです。 見たものを抽象化する技術というのは、絵描きにとって必要不可欠であるように思う。絵は、抽象す…

繊細さ

エミール・ガレは「作品がどんなものであれ、繊細さが作品を弱々しいものにすることはありません」といっている。けれど繊細に描かれた絵が、時に弱々しく見える場合がある。 それはその絵にまだまだ筆を加える余地があるからかもしれない。そればかりが理由…

誰でも描く絵

よく花を描く。 いかように描いても花の、ある一面しか見えない表現になる。 一枚の絵で全てを表現することはできないんだ。 またするべきではないと思う。 一枚の絵で表現したいものはひとつだけにしたほうが良いと思う。 花を描いているときや描いた絵を見…