ある日の美術

仙台にいて絵を描いたり書をやりながら、もろもろ美的なことを研究してます。

次のステップ

ロメールは「はじめは、私もすべての人々と同様に、目の前の光景に心を動かされる。

次に問題になるのは、その光景を精神的な高揚によって総合する作業なのだ。

それがわからない人々には、尽きることのない宝の山も無駄になってしまう」と。

精神的な作業によって総合することが絵を描くということです。

目の前の自然に心打たれて、ただ見える景色を描くことから始まって、次のステップにこの作業がある。

おそらくはここが分岐点で、ここから先が芸術の世界になっていくんです。

しかし、なんと目の前の光景に心動かされている時間の長いことだろう。

まだ、自分は次のステップにすら移れずにいるのではないか?