核心をつく
俺の絵は芸術たりうるだろうか?
願わくば、自分の作品が誰かの心を少しでも豊かにする力のあらんことを。
スーラージュは「画家の心理状態や彼の野心や彼を取り巻く環境が、作品の中に見出されるのならば、それはまだ芸術作品の核心に触れていないということだ。
作品はその動機付けを超えて、はじめて芸術になることができる」と。
ああ、確かに。それはそうなのかもしれません。
私はそれを、書において、よく感じるものです。
素晴らしい書を眺めていると、芸術ってこういうのを言うのだろうな、と思わせる。
体に電気が走る。
ビリビリッときます。
自分もいつかは、そういうものを生み出せる人になるのだ、と言い聞かす。