自然のような存在
冬のこの季節に黄色を見ていると、ちょっと元気になります。
色だけの絵、好きです。よく描きます。
色彩だけの絵は、そこに表現されているもの全てが鑑賞者側の感受性にゆだねられています。
ただ、そこにある。それは、そう、自然のようです。
自然は、例えば遠くから山を見ると、
山の色しか見えないものです。けれど、双眼鏡で見ると、そこに木々があるのがわかる。
さらに、その山に行ってみれば木に葉が茂っていたり、下を見れば枯れ草があったりと。
そこで顕微鏡で土を見れば・・・・と見ようとすればどこまでも細かに見えてくる。見えるだけでなく、それらが有機的に関連しあう。自然て凄いな。
自然は、見る側に何も押し付けない。ただ、存在する。そこに、ある。
色の絵は自然のように描きたい。