ある日の美術

仙台にいて絵を描いたり書をやりながら、もろもろ美的なことを研究してます。

瞬間的に描く

ある日、テレビを見て絵を描いた。いろんな人の顔、顔、顔。
似顔絵の研究にはげみました。

目の形を、どうしよう?こうしよう、とか、いろいろ試してみたりして。

似顔絵を研究する図
 似顔絵を描くにあたって、大事なのは、肝心なことは一、二分で(出来る限り短い時間で)描く、瞬間的に描く、ということです。

肝心な部分や、全体のイメージというものは瞬間的に作られ、枝葉末節がどれだけ変化しても、

 

最後まで変わることは無いのです。でも、これは似顔絵だけに限ったことではありません。

絵を描きはじめて、仕上がるまで、それがたとえ何日かかろうと、ひと月かかろうと、肝心なところは瞬間的に描くほうが良いと思っています。

それは自然に即して、そういえます。私は自然を美術と同じようなものと、とらえています。いや、「美術」を「自然のようなもの」と思いたいのかもしれません。

絵を描くこと、それは火山の噴火と同じことだと思うのです。
噴火は一時の出来事なのに、その影響力は甚大で何万年にも及ぶでしょう?

絵を描くことが自然と同じくなるなら、すばらしいだろうな、と思います。