ある日の美術

仙台にいて絵を描いたり書をやりながら、もろもろ美的なことを研究してます。

美しいということ

美しい、という。何かを見て、美しい、と思う。美しい。なんて曖昧な言葉なんだろう、と思う。

僕の、美しい。

それは自然の表現に似ているとき、そう思う。


自然は客観的に見て「美しい」という言葉に値するものが多い。それが作品の中に多少なりとも認められるとき、私は美しいと言うようにしている。だから、私の美しいは自然観察に由来する。
自然は、淘汰された美である。


自然は、蓄積の美だ。


自然は、進化の美といえる。


自然は普遍の象徴。


自然は億の歳月の表現なのだ、と思う。

その上に今、が降り注ぐ。自然は有機的につながっている。地球のすべては自然。学問のすべては自然に由来する。

美しいっていうのは人それぞれ、その生活環境や教育によって感じ方が違うように思う。

何より、人それぞれが、何をもって美しいと基準しているか、によるのだろうな。