ある日の美術

仙台にいて絵を描いたり書をやりながら、もろもろ美的なことを研究してます。

槙楓図(伝俵屋宗達)

今週のお題「眠れないときにすること」なんだそうですが、数時間お昼寝して今起きました。

意味なく、なんだかね、と思うシュンです。こんばんは。

寝起きで、すぐには眠れませんから、少し絵の勉強でもしたいと思います。

 

さて、17世紀のころの画家に俵屋争奪というひとがおりまして。争奪じゃなくてムネ立つ。

なんでこう変換がすぐ出来ないのかね、自分のPCは。宗達です。

そういう人が居ます。

風神雷神と言ったらこの人。と言われる画家です。

f:id:shunarts:20210926205235j:image

そのお方の絵で槙楓(まきかえで)図というのがあります。

遠目には上のスケッチのような絵です。同業者研究ということで勉強のために描いてみました。

すっかり抽象画といっても良い作品で、ザ・日本画って絵ですよね。

こういう作品を見させていただくと、あぁ、こういうのが日本画なんだよなぁ、って感慨深いものがあります。

自分が素晴らしいと思う日本画っていうのは、こういう作品です。

シンプルで繊細でいて力強い。非常に美しいと思う。

偶然に描かれたようなところも無いのに、わざとらしさも見当たらなくて。

照明も無いところで見ても美しい絵、それがこういう作品。

あぁ、

数百年経っても良いと思われる、そんな作品を自分もつくれるように成りたい。

f:id:shunarts:20210926212253j:image

ところで先日、東京へ行った時に銀座をぶらぶらしてましたら小さな画材屋さんを見つけまして。

その名も「月光荘」。

絵の具も手作り、何から何まで手作りな画材屋さん。

そこで鉛筆を買ってまいりました。

それで今回、宗達の絵をスケッチしたのですが、とっても良い感触。

まぁ、8Bだから芯も柔らかいから描いていてなめらかなのは当たり前なんでしょうが。

予備にもう一本買ってくれば良かったなぁと思いました。