記念日に
先日、といっても2月初旬の頃でしたがお誘いを受けて登録していたスキル販売サイト(スキルクラウド)経由(下記リンク先)で似顔絵のご注文をいただきました。
クレヨンで描くのも久しぶりでしたから、けっこう奮闘しました。
というのも最近すぐに目が疲れちゃうし、霞むんすよね。
なんでかなー?
20年も昔なんか見るところ見るところバシッとすぐにピントが合ったものでした。しかし最近じゃオートフォーカスも効かなくなってきましたし。
乱視も手伝ってF0サイズ(14×18cm)という小ささにヒーヒー言いながら頑張りましたー。
お客様からも大喜びのメールをいただけましたし。
これは写真から絵にしたんです。
写真から絵にするとき、僕はいつも写真と絵の関係を考えさせられます。
写真と絵の違いですね。
写真と絵はどう違うのか?
絵は写真のようにすべきか?
写真を絵にするということは何なのか?
写真からどこまで離れていっても問題ないか?
写真のように描くんだったらコピー機を使ったほうが良いのだし。
考えはじめると切りがありません。
そういうこともあって、昔は実物を目の前にして描かないと意味が無いように感じていたものです。だから写真から絵を描くことは、頼まれたら拒否してました。
しかし、ずっと絵を描いてきたこともあってか自分の中に引き出しも沢山出来てきましたし、最近では、まぁ写真からでも何とか手が無くもないか?と思うようになりました。
写真を描くのは平面を見て平面に描くわけですからね、簡単す。慣れると単なる作業になるため絵を描く喜びも消え失せていきますが。
一方で現物を紙に描く行為はそれとはまったくかけ離れた仕事です。
三次元を二次元に変換するわけですから常に創造性が試される。その采配はどこまでも自由であるから常に感動と表現とが一緒にある。そこに絵を描く喜びが生まれるんですよね。
しかしな、と思うわけです。
写真から創造性を伴って絵にしていくことは出来ないものだろうか?
実物を見た瞬間に得る感動を伴って絵を描くのと同じよう感覚でやれないものだろうか?
そんなこんなで写真から絵にするときには、そこが大事なところだぞ、そこのところをどうするのか?と自分に問いただす。