松島の夕景
宮城県に松島っていうところがあります。
日本三景の一つですのでご存知の方も多いと思います。
僕は、そこで生まれたんです。
30歳くらいまでいましたので、時々松島を通ると懐かしくなります。
松島には上の絵のように眺めることが出来る場所がありまして、富山観音と言われるところです。
階段が沢山ありまして、
ヒーヒー言いながら登っていきますと、登り切ったところに富山観音と展望用の小さな東屋があります。
そこから海を望むとこんな景色が広がって。
これは水彩で描いたんでした。
なんだか風化した写真のような表現です。
そのように描くのは意図したことでなくて、単にこれを描いた当時のマイブームでした。
と言っても、絵を見てもよく分からないかもしれません。
そのマイブームっていうのは絵を描いていく順番にあります。
あ1、とりあえず適当に気分に乗せて色を塗っていきます。
2、そして、その後に風景を描いていきます。
まぁ、それだけのことなんです。
今でも、気が向いた時には、この手法でやったりします。
いつもと違うことをしたい時ですね。
つまりこれは、マンネリ化を払拭する効果があるんです。
絵描きっていうのはさ、絶え間ないマンネリ化との戦う戦士ですからね、こうした手をいくつも持っていなくちゃいけません。
普通絵描きなら誰でも、それこそ日替わりで半年くらいはやっていけるくらいのネタを持っています。