発展模写
ある日、日本人なら誰でも知っているだろう写真を見て描いたと思われる絵が某ブログにアップされていた。
人の描いた絵というのは、自分が描く感覚と相対化させて捉えると面白くて、その人の線の引き具合や形の描き方にその人の性格というものが見えてくるものだ。
また、そういったものは自分の感覚とは決定的に違っていると知らされる。
それを模写していくことで、
本人が描いた感覚をなんとなく擬似的に追体験できる。
ペン画はとくにわかりやすい。
これはお互いの感覚の差異を体感できる。
こういったアートワークをよく知る人の間でやってみることは相手の気持ちを汲み取るひとつの手段となりえるように思えるがどうだろう?
もう少し整理してみよう。たとえばこんな具合だ。
何人かで、共通認識にある、何かしらのものを見て、なんらかの作品を作る。
それを今度は隣り合う人のやり方を模写しつつも、そこに自分の考えを含めて作品を作ってみる。発展させる。
さらに、そうやって出来た作品をネタにして、二人でいろいろ突っ込んで話てみる。
こういうのはやったらきっと楽しいだろうなぁ。いや、自分だけか。
そうだ、これを発展模写と名づけよう。