ある日の美術

仙台にいて絵を描いたり書をやりながら、もろもろ美的なことを研究してます。

技術がある

たいした話じゃ無いんですー。

「技術がある」ってことについて定義させていただきたいと思います。
いろいろなことを話していくと、誰でも使う言葉の意味のすれ違いが起きやすくなるものです。

そういったことを避けるために簡単な言葉でも誤解が生じないようにしておきたいと思います。

頭の良さげな人で、自分の使う言葉は誰にとっても同じ意味だと考える人がおられます。

詩人だという人の中にも、

 

そんなのがいたりして。

違いますから~。

私が考える絵を描くために必要な最低限の技術とは何か?

技術がある、ってどういうことでしょうか?


○とか△、□、が鉛筆を持たせれば描くことができること。これが最低限です。
これらの図形が描けるということは当然、縦・横・斜めの線も描けます。それだけの種類が描くことが出来るなら絵は描けます。
例えば誰かに絵を描くことを教えようとした場合、これが基準になります。
私は、描くことそれ自体が技術、なのだと考えます。
何かを描こうとして描くことは描くという技術がないと描けないと思うのです。
人が歩くには足がなければ歩けないと思います。足があっても歩こうとしなければなりません。
絵を描く人はその技術が最低限あるということだと思います。
そういう意味で技術がない人は絵は描けないと思います。
目的のことを表現するために必要な技術の差こそあれ、絵を描くことは技術なしに絵を描ける人はいないのです。
例えば横に線を引くことが出来たら、それは横に線を引くという技術を使ったということだと思います。

それをもう一度やったら、それはもう一度やった分だけ技術が磨かれることになる、と思う。

だから、僕にっとって単に、技術がある、という場合、最低限の描く技術があるって意味になります。

その上で、どのくらいの技術なのか、何に対する技術なのか、といった話が続いていくんだ、と思う。

いつでしたか美術館か何かの展示会か忘れちゃいましたが、あの人は技術があるからね、と絵上手の人を指して誰かが言っていたっけ。

それで、僕はえ? と思ったのでした。

そんなの誰だって技術はあるんじゃないのかな?ってね。