ある日の美術

仙台にいて絵を描いたり書をやりながら、もろもろ美的なことを研究してます。

張猛龍の年

おはようございます。

闘志むき出しのシュンです。

今日は張猛龍碑をやっていこう。年も押し迫ってきましたので、年でいきます。

早速、さっそく。

張猛龍碑の年の字を臨書した画像


これは162回目の年。ちょっと、点のうち場所が低いかもしれんて。もう少し上になるにはあと100回くらい頑張らないとムリかもね。でも、まぁ、今日はこれで良し、としよう。

 

手本には二玄社の中国法書選23です。これによると、張猛龍碑というのはいつの頃の碑なんでしょう?西暦で522年の正月に建てたものだそうです。

ちょう、もう、りゅう、と呼んでしまいそうですが、龍はりょう、と読むようです。

つまり、ちょうもうりょうひ、と呼ぶ。

張猛龍という人の徳を讃えるために建てられたということです。

下の画像が今回手本にした張猛龍碑の一部分です。

張猛龍碑(徳宣之年除治以)の部分画像

なかなか豪快な文字ですよね。

昔の石碑って、どのくらいの精度で文字を掘れたんでしょうか?

なにせ機械も無くて手だけで掘ったのでしょうから、寸分違わず、とはいかないと思うんです。

碑の拓本って粗くてよく見えないので、臨書してても、ちゃんと見えてんだか心配いっぱいです。

せっかくなので1回目(/1とあるやつ)はこんなんでした。酷いですねー。

そもそも左利きですからね、右で書いたら誰でもこんなもんですよ。

張猛龍碑の年の字を臨書した画像

途中はこんな風でした。

張猛龍碑の年の字を臨書した画像


118回目あたりになると、ようやく少しはまともに成ってきました。

張猛龍碑の年の字を臨書した画像


それで、もうひと越え。

張猛龍碑の年の字を臨書した画像


速くかいたり、ゆっくり書いてみたり。

あるいは小さく、大きく。

なかなか、たった1文字なんですが大変です。