雪舞うカルボナーラ
もう、部屋は寒いし、腹もへってきたシュンです。
食はアートだ、と思う。
絵の具の代りに食材になるってだけさ。
中でもアーティスティックな食べ物にカルボナーラがありますね。
だから、気が向くといつもカルボナーラになっちゃいます。
とくに冬はね。白いし、ワクワクしてきます。
言うなれば、雪舞うカルボナーラってところでしょうか。
ね、見た目そんな感じでしょう?
これは、この季節にぴったりな料理ですからね、来年から我が家のお正月行事のひとつにしましょう。
さて、どこが、どうアーティスティックかと聞かれれば、答えないわけにはいきませんよ。
まぁ、まずはプライパンでベーコンを軽く焼いてのけときます。小さな皿か何かにね。
パスタを茹でる湯ってのには、いにしえからの習わしで塩を入れるもんです、1リットルに10グラムかな。その湯でほうれん草を15秒くらい潜らしておいて、これもベーコンの隣にのけといてください。
それでパスタをゆでます。アンデルセンでお願いします、いや、アルデンテでした。
でも、茹で加減をアルデンテにしちゃいますと、これの場合茹で過ぎです。2分くらい早めてください。
そしたら、フライパンに牛乳を、そうですね、50mlくらいでしょうか?入れといたものに茹でたパスタを移します。ミルクでパスタをくつくつ茹でるってイメージです。
それでアルデンテくらいになりましたら、お皿に盛りつけです。簡単でしょう?
パスタを盛りつけたら、のけといたほうれん草とベーコンを、アーティスティックな感覚で散らしていきます。コショウもお好みでかけちゃいましょう。
真ん中にくぼみをつくりまして、卵の黄身だけのっけます。白身はフライパンで炒めて、それも具にしちゃいますか?
最後に盛りつけたパスタのお皿をお腹くらいの高さのところに置きまして、目の高さから粉チーズの雪をパスタが見えなくなるまで、ジャンジャン振りまいて完成です。
それじゃ、いただきまーす。
卵の黄身を崩して粉チーズとまぜまぜしながらいただきます。
まぁ、ここまでの過程が、うん、芸術的なのです。とってもシンプルです。
カルボナーラって食べ物は、考えた人は天才か? と思います。
真ん中に黄色があって、周りにホーレンソウの緑とベーコンの淡いピンクと。雪を思わす粉チーズと。色彩的にも華やかだなぁ。
それと、食べているときにも、チーズと卵が混ざり合いながらソースに変化するさまは感動的でもあります。
えぇ!!黄身とチーズでこんなんなっちゃうの?! と食べる度に驚いたりして。