夜明け前、陽が昇ろうとする少し前に目が覚めました。
窓から外をしばらく見つめて
青く冷たく静かに凍った空だ。
あぁ!出かけなきゃ、と慌てて服を着て外に飛び出した。
片ぴっこの靴下だけど、まぁ、いいや。
これほどまでに美しく輝く時を見逃すわけにいかないからな。
車にエンジンをかけて空の方へ走り出す。
空を見上げて空に向かって空に着くまで
どこまでも、どこまでも走っていこう。
冬の朝は身も心も震える時間。
寒さに身体が震え、冷たく輝く景色の色に心が震える。
そういうところに身を置いて、静かにゆっくり浸りたい
興奮冷めやらぬ中で絵を描くんだ
・・・絵描きなんて、そんなもんです。