いくよへて(升色紙)
おやようございます。
夜明け前は文字を書くためにある時間です。
どなたもこなたもあなたもあまたも、平仮名なんてあまり興味が無いことかと存じますが、時々は日本の文化を感じていただきとうございます。
それで、
升色紙を書いてみようぜ。
何だか線キューっと細くてクモの糸のよう。痺れちゃいます。
さすが色紙と呼ばれる古筆のなかでトップ3に入るだけはあるのだなぁ。
上品な筆致が清貧な僕には衝撃的で。
★いくよへて のちかわすれむ ちりぬべき のべのあきはぎ みかくつきをば
★い久よへ弖 のち可わ春れむ ちりぬへ支 のへ能あ支はき み可久つ支を八
★いく夜経て後か忘れむ散りぬべき、野辺の秋萩みがく月をば
★幾日かの夜を過ぎた後なら忘れていよう、いずれ散ってしまうだろう野辺の秋萩を美しく見せていたあの月のことも 秋の歌ですけど、まぁいいか。これは清原深養父(ふかやぶ)さんの歌だそうです。
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