ある日の美術

仙台にいて絵を描いたり書をやりながら、もろもろ美的なことを研究してます。

2017-12-26から1日間の記事一覧

古今和歌集562番(夕されば蛍よりげに)

夕されば 蛍よりげに もゆれども 光見ねばや 人のつれなき 紀友則 通訳 ( 夕方になると、自分の思いは蛍より燃えているのに、その光が見えないのか、あの人は素っ気ない) 仮名は横書きしていくと連綿が効かないね。 でもそれはそれで良いのかもしれない。 …

古今和歌集860番(露をなどあだなる)

露をなど あだなるものと 思ひけむ 我が身も草に 置かぬばかりを 真っ白な紙に筆で文字を書いて行くと無限とも言える広がりを感じる。 ひらがなの平安時代の古筆といわれるものは、たいてい小さく書いた文字が多いですね。 仮名にとってはその小ささが、世界…

古今和歌集104番(花見れば)

花見れば 心さへにぞ うつりける はいでじ 人もこそ知れ 古今和歌集104番#書 #calligraphy #instagramjapan #hiragana #かな #仮名#japanese 古今和歌集104番を解説したサイトを見つけましたのでご紹介します。 http://www.milord-club.com/Kokin/uta0104…