ある日の美術

仙台にいて絵を描いたり書をやりながら、もろもろ美的なことを研究してます。

本阿弥切(古今和歌集589)

こんにちは、シュンです。

今日は得意の仮名を書いています。ぼくは本阿弥切が大好きです。本阿弥切というのは本阿弥光悦が愛蔵していたと伝えられることから名づけられました。

本阿弥切の臨書中の写真
本阿弥切れは僕の性格に合っています。勢いに任せてどんどん書いていくところなんか痺れちゃいます。だからか、誤字脱字がけっこう多いんです。あぁ、それでも名筆になりえるのだな、と思ったりしますと、間違うことが多い自分も元気が出てきますよね。

 

古今和歌集589
露ならぬ 心を花に 置きそめて 風吹くごとに 物思ひぞつく

これはね、恋の歌らしい。本阿弥切は恋の歌が多い。
小野道風の手跡と伝えられるが定かでないようです。小野道風先生はスゲーぜ。800年前でも手跡ナンバーワンと言われていた人。おそらくは1000年前から同じだと思う。
梅雨どきですからね、つゆ、の言葉がある歌を書こうかな。